梅田です。
カンボジアミッション3日目
午前・午後は前日と同じように小学校訪問し、医療ボランティアと子どもたちとの交流を行いました。
ボランティア終了後,カダル地区へ向かい孤児院を訪問しました。
こちらで生活しているのは122名(孤児院といっても大人もかなりいます)。うち98名が障害を持った人、22名がHIVに感染者、2名が健常者(捨て子です)。
障害をもって生まれてきた子どもを育てることが出来ない親は、こういった孤児院の前に置き去りにしていくのだそうです。
胸が痛い話ですがカンボジアカダル地区ではこれが現状なのです。
日本青年会議所医療部会では2008年より『空飛ぶ車いす事業』を行っています。
空飛ぶ車いす事業とは「National Borey for Infants and Children」という政府運営の障害児孤児院に対して、毎年カンボジア医療ミッションの際に訪問し車いすを寄付する事業です。
今回は弊社事業所の一つである通所介護事業所『デイサービスそれいゆ』より、孤児の方や運営するスタッフの方々の一助になればという思いで、車いす2台を寄付させていただきました。
施設長より困っている事や不足している物を伺いましたら、子どもに使う普段使いの布おむつ、外出用の紙おむつが不足していたり、大人用の衣類が足りないとの事。また豊かになっていくプノンペン市内との格差も感じました。国家の予算も足りず、スタッフも不足しているので、ぎりぎりの生活を余儀なくされているそうです。
この「空飛ぶ車いす事業」が、施設運営の質の向上に少しでも貢献できればと思います。