こんにちは、金山すみれ薬局です
まだまだ寒い日が続きますが花粉の季節はもうすぐそこ!今日は花粉症のお薬(抗アレルギー薬)についての話題です。
処方薬や市販で購入できる薬は多種多様、コマーシャルで目にしたことがあるものから、店頭で初めて目にするものまで、その数はなかなかのものです。
数あるお薬の中からご自身にあったお薬をどう選べばよいのか、もしくは病院で処方されたお薬はどういったタイプのものなのか、よろしければ薬剤師に相談してみてくださいね。
抗アレルギー薬って?(①抗ヒスタミン薬第一世代、第二世代)
処方薬なら一般名、市販薬ならパッケージ裏面からお薬の成分を確認すること出来ます。
抗アレルギー薬のグループの一つに抗ヒスタミン薬というお薬があり、これは第一世代、第二世代というさらに細分化されたグループに分けられます。
大まかに言うと、「第一世代は即効性があるけれど、眠気・口の渇き・頭痛といった副反応を催しやすい。」「第二世代は、副反応(眠気・口の渇き・頭痛)は少ないものの、効果を実感できるまでに時間がかかる」というイメージです。
すでに花粉症症状を発症していて、『とにかく早く症状を良くしたい!』『眠気が出たとしても日常生活にさほど障りがない。』という方は第一世代を選択するのものです。
症状がひどい方では例外的に第一世代と第二世代のお薬が処方されるケースもありますが、併用によって眠気等の副反応は強くなる恐れがあるため、点鼻薬・点眼薬等、局所的に作用(効果を発揮してほしい部位だけに作用)する剤形のものを併用する方法も検討が必要です。医師・薬剤師の指示に従って使用しましょう。
補足:第二世代抗ヒスタミン薬の中でも、効果・副反応の出やすさに差があります。また、食事の有無によって効果の出方に差が出るお薬もある為、症状や生活スタイルを考慮した薬剤選択が必要です。
抗アレルギー薬って?(②抗ロイコトリエン薬)
前述した抗ヒスタミン薬は主に涙、鼻水、くしゃみ、かゆみといった症状(ヒスタミンによって惹起される症状)に効果があるお薬でした。が、花粉症症状の鼻づまり、喘息症状にはロイコトリエンという物質が関与しています。これらを緩和するには抗ロイコトリエン薬が必要です。『鼻づまりによく効くから』と血管収縮成分を含む点鼻薬を使いすぎると薬剤性の鼻炎を起こす原因にもなります。抗ロイコトリエン薬は市販されていないため、鼻詰まりがひどい場合には病院を受診することが必要です。
結局どうやって選んだらいいの?
お薬を検討する際のチェックポイントを挙げてみました。
・症状は既に出ているのか?
・眠気・口渇等の副反応は生活の支障にならないか?
・その症状はどういったものか?(くしゃみ、鼻水、かゆみ等の鼻漏型/鼻づまり、喘息等の鼻閉型)
・1日複数回の服用は可能か
・食事のタイミングは?(食事によって効果が出にくくなるお薬がある為) ・年齢は?(子供は年齢によっては使用できないお薬があります)
受診される方は、ポイントを踏まえて先生に症状をお伝えすると、医師がお薬を選択する際の手掛かりになるとも言えますよ。
ご自分にあったお薬を探すヒントになれば幸いです。
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