マイコプラズマ肺炎にご注意下さい。

こんにちは、徳重ひかり薬局です。

近頃、マイコプラズマ肺炎が流行しており、秋から冬にかけてさらに感染拡大の恐れがあるそうです。

マイコプラズマ肺炎とは、肺炎マイコプラズマ（Mycoplasma pneumoniae)という細菌に感染することによって起こる呼吸器感染症で、幼児から成人まで幅広い年齢層でかかりますが、学童期・青年期によくみられる肺炎です。

一年を通じてみられ、冬にやや増加する傾向があります。

主な症状として、発熱、全身倦怠感、頭痛などの初発症状が現れた３～５日後に乾性の咳がみられます。咳は経過に従って徐々に増強し、解熱後も３～４週間程続きます。

感染経路は感染者の咳のしぶきを吸い込んだり（飛沫感染）、感染者と接触したりすること（接触感染）により感染します。

感染してから発症するまでの潜伏期間は２～３週間です。

治療方法はマクロライド系抗生物質（エリスロシン、クラリス、ジスロマック）の投与を第一選択としますが、マクロライド系抗生物質が無効な場合はテトラサイクリン系抗生物質（ミノマイシン）やニューキノロン系抗菌薬（オゼックス）が有効とされています。

マイコプラズマ肺炎は誰でも感染する可能性があり、予防するにはワクチンなどもないために、次のような感染対策をしっかりとしていくことが大切です。

＊手洗い・うがいをこまめにする。

＊マスクを着用する。

＊人混みをなるべく避け、咳をしている人との接触をなるべく避ける。

＊家族間でタオルや食器を共有しない。

マイコプラズマ肺炎は、一般的な風邪などの呼吸器感染症と同様の方法で予防できるので、みなさんも感染しないように気を付けましょう。

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