高血圧の測定値に診察室血圧と家庭血圧が存在する

皆さん、こんにちは!めい調剤薬局です。

今日は、高血圧について書きたいと思います。

家庭で測定する場合の高血圧の基準は、病院での基準と異なることをご存じでしょうか?

現在の基準では、上の表にもあるように、診察時血圧の方が家庭血圧より5mmHg高くなっています。

さて、血圧の目標値はどのくらいでしょうか?

一般的な目標血圧は、診察時血圧で130/80mmHgになります。

この目標血圧は、人により異なります。このような厳密に血圧管理をする患者さんは、

75歳未満の人、冠動脈疾患の既往、糖尿病、慢性腎不全で尿たんぱくが陽性の人、

抗血栓薬服用の人、脳血管障害(両側頸動脈狭窄なし、脳主幹動脈閉塞なし)の人になります。

75歳以上の高齢者の降圧目標が甘くなっている理由は、

高齢者は、血圧を下げすぎることで、他の臓器へのダメージが予測されるため、

このような血圧の目標値になっています。